Research

研究テーマ(抜粋)
あらゆる計測・数値計算技術を用い,最先端の研究を行っています.

燃焼の化学反応機構の解明:
量子化学計算等を駆使して燃焼の反応機構を解明しています.燃料の着火性や燃焼速度などの特性を活用した燃焼技術開発に貢献しています.またPAH/PM等の汚染質の生成過程の反応機構を構築しています.高効率でクリーンな燃焼の実現に不可欠な知識です.

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量子化学計算によるPAH(多環芳香族)生成メカニズムの解明
ガソリンエンジン内の異常燃焼(Knocking)
ガソリンエンジンの高圧縮率化で問題となるノッキング現象について,エンジン燃焼モデルを用いた数値計算や急速圧縮装置などを用いた実験を行っています.

第三世代バイオ燃料の燃焼特性:
石油代替として注目される第三世代バイオ燃料の燃焼特性を解明するため,非常にユニークな無隔膜折り返し衝撃波管を用いた実験,数値解析を行っています.

参考文献:日本燃焼学会誌 Vol.62 (2020)
Measurement and Numerical Simulation on the Ignition Delay Times of Nonane (C9H20) Isomers

三元触媒による環境汚染物質浄化反応解明
:いかに素晴らしいエンジンが出来ても,排ガス規制をクリアしなければ市場に出ません.三元触媒は自動車技術において最も重要な要素であるにも関わらず,その数値予測が不可能に近い状況です.我々はモノリス触媒のモデル化と反応モデルの開発に取り組んでいます.

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モノリスハニカム触媒

火炎構造・火炎伝播現象に関する研究
:様々な火炎素や伝播現象,燃焼振動現象を対象に,基礎・技術応用研究を行っています.